１｜12月12日は「5本指ソックスの日」記念日

5本指ソックス再開発仕掛人 井戸端隆宏

1974年12月12日。この日は、当社の元会長であり、現在の履きやすい5本指ソックスの再開発に尽力した井戸端隆宏（通称：5本指おじさん）が、実用新案を出願した記念すべき日です。出願内容は、5本指ソックスを「より履きやすく」「細い糸で編む」ための技術案でした。この日は、現在の快適な5本指ソックスの第一歩とも言える、大切な日なのです。 それでは、どのようにして再開発が始まったのでしょうか。

２｜「足指を動かすこと」への着目

スペイン生まれ、日本育ちの5本指ソックス

5本指ソックスの原型は、1970年（昭和45年）に世界で初めてスペインで作られたと言われています。しかし、当時の製品は手袋編み機を改造して製造されていたため、指幅のバランスが悪く、履き心地が良いとは言えませんでした。 この商品から「足指をしっかり動かす」というコンセプトに着目したのが「5本指おじさん」でした。この着想こそが、再開発の大きなきっかけとなったのです。

３｜履きやすい5本指ソックスの誕生

1974年（昭和49年）試作品

「5本指おじさん」は、履き心地を追求するため、1974年から編み機の改良に着手しました。 足指の幅を基準とした針の本数の調整にこだわり、約3年間改良を重ねました。さらに、日本の気候風土に合った綿素材を主体として編み立てることで、衛生的かつ履きやすい、現在の5本指ソックスの基礎となる開発に成功しました。

４｜スポーツと健康意識の高まりと共に

当初はなかなか普及が進まなかった5本指ソックスですが、1989年に大きな転機が訪れます。ある医師がシルクの5本指ソックスの重ね履きをする「冷え取り健康法」を提唱し、ちょうど高まり始めた健康意識と相まって、5本指ソックスの機能に注目が集まりました。 その後、特に愛用者が増えたのがスポーツシーンです。足指に力を入れやすく、足元の安定感を得やすいという体感から、「踏ん張りが利きやすい」「運動時のパフォーマンスをサポートしてくれる」と感じる人が増加。一流アスリートが愛用を公言したことも追い風となり、野球、陸上競技、サッカーなど、様々な分野で支持が広まりました。 こうして、長年の開発努力と愛用者のクチコミによって、「見た目が悪い」「履きづらい」といったイメージを脱し、機能性と快適性に優れた靴下として人気を集めるようになったのです。

５｜～まとめ～LASANTEの5本指ソックスへの想い 5本指ソックスの原型は、1970年（昭和45年）に世界で初めてスペインで作られたと言われています。しかし、当時の製品は手袋編み機を改造して製造されていたため、指幅のバランスが悪く、履き心地が良いとは言えませんでした。 LASANTEは、創業者の精神を受け継ぎ、お客様の足の快適さを追求したモノづくりを続けています。この機会に、私たちのこだわりが詰まった5本指ソックスをぜひお試しください。

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